ついに行ったぜ新穂高は貸切露天風呂

7月20日(土)

ツーレポの冒頭から申し訳ないが、問題が発生した。あ、何かこの書き出しカッコいいね。実はこの「問題が発生した」ってセリフ、NASA宇宙開発史上最悪の事故、あのアポロ13号の事故の一報がこの「ヒューストン、問題が発生した」なんだよね。そして、そこから引用したのがSF映画史上最高傑作といわれる「2001年宇宙の旅」で、探索船ディスカバリー号に組み込まれた意志を持つコンピュータHAL9000が、人間への反逆を開始するきっかけとなる通信ユニットの異常を知らせる時のセリフも「問題が発生した」なのである。なんか、大変な事が起こったみたいで緊縛するよね。いやちがう緊迫だよ緊迫。誤変換も大概にしてもらわんと困るな。これではまるでサイト管理人がヘンタイみたいじゃないか。あれ? ヘンタイじゃないのかってほっとけ。そんなわけで問題が発生したんだが、賢明なるサイト訪問者諸君はご存知のように、このサイトは温泉ツーリングがメインコンテンツで、その温泉情報源の多くは雑誌「温泉博士」に依存しているのであるが、今月号(8月号ね)をまっちゃんに買ってきてもらったら表紙を見てびっくり仰天、あっと驚くタメゴロー、そこにはでかでかと最終版とあるではないか。なんと、ついにこの日がきてしまったか。不況に喘ぐ出版業界、雑誌は次から次へと休刊(と言うと聞こえはいいがようするに廃刊)へ追い込まれるご時世、あのツーリングへの旅情をかき立てるアウトライダー誌や、バカバカしい事を真剣にやるミスターバイク誌など、これまでいくつもの良き雑誌が消えていった。そして次は温泉博士、お前もか、お前も廃刊か、年間2万円近く得させてもらってたけど、もうそんなおいしい話はないのか、ああどうしよう困ったなと途方に暮れてたら、まっちゃん「次号から完全リニューアルって書いたるよ」なんだと? じゃあ廃刊じゃないのか。脅かすなよ、ビックリしたじゃん、廃刊じゃないからいいや。よかったよかった。ホッとしたら今度は次月号が気になった。完全リニューアルってどんなリニューアルなんだろう。そもそも完全じゃないリニューアルなんて聞いた事ないんですが、普通にリニューアルでなくて、わざわざ完全リニューアルなんて書いたところ、よほどのものに違いない。

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しかしさあ、やっぱり発行部数が伸びてないのかなあ。伸びてないからこんな完全リニューアルしないかんのだろ。そもそも、アウトライダーだってミスターバイクだって、刷新したらその後に廃刊ってコースだったからなあ。やっぱり危機的状況は変わらんのかもしれんなあ。などと思いつつ、温泉博士を見たら、リニューアルの完全リニューアルの内容が書いてあった。それによると、大きく変わるのが2点ある。まず、サイズがでかくなる。これは困ったな、今でもでかいと思ってるのに、さらにでかくなるのかよ。巾着に入らんくなるなあ。そして、もう一点はもっと深刻であった。値上げだ。450円が600円になるのだ。マジかよ。これはキツいな。年間1800円の負担増だ。計算あってるよな。算数苦手だもんね。そろばん5級で塾を辞めたし。その上、600円となると、これまでは500円の温泉に入れば元が取れたが、今後は600円を超える入浴料の温泉に入らないと元が取れんということで、早い話が2湯以上入らんと元が取れんということだわな。参ったなー。となると、今後はなるべく入浴料の高い温泉をチョイスして入らねばならんということだ。そうか、ではまず手始めに、入浴料2000円の高級温泉、新穂高深山荘別館へ行ってみようか。ここはこれまで何度も行こうと思ってなかなか行けなかったけど、こうなった以上必ず行くぜ。行ったるぜ。というわけでツーリングに行く事にした。

ごめん、ここまで書いて気がついたんだけどさ、この話の冒頭の「問題が発生した」ネタって、もう使ってたわ。[とてつもなく大回りした三谷温泉で絶景]

さて、最近、不安定な天候が続いておりライダー泣かせなんであるが、今週末はそんな事もない久しぶりのカラッと晴れな予想なので週の半ばからイケイケな雰囲気なのである。そして迎えた当日、朝4時に起きちゃった。いそいそと準備をして、ブーツもしっかり磨いて、5時になったら気象庁のサイトをチェック、久しぶりに天気分布予報がまだら模様じゃなくてオレンジ色だ。いいねー。まっちゃん特製ハムサンドイッチを食ったら着替えて実家ガレージへ行くのだ。ガレージから旗艦CB1300SFブラックパール号を引っ張りだすと、まっちゃんが「実家でコーヒー飲もうよ」「時間がないからダメだよ、もう行くもんね」「ブルーベリーケーキがあるよ」「飲んでく」ということで実家レビュラーコーヒーを湧かして飲んでブルーベリーケーキを食ったのであった。食ったらさっさと出発なのであった。予定時刻を30分くらい遅れているが、これくらいかるく取り返すぜ。カッ飛びだぜ。コーフンしておしっこが漏れそうになったので、トイレを済ませてから出発した。

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まずはガソリンである。例によってコスモ石油に行ったら、このところ毎週毎週メール会員割引やってるんだよ、リッターあたり1円だけどさ。それでも安くなるに良いにこした事ないから、ケータイを引っ張りだしてパスワードを入力してそしてレビュラーガソリンを満タンに入れた。11リットルくらい入った。240キロで11リットル、好記録燃費である。ぶん回してないからな。

ガソリンも入ったので19号線で多治見方面に走っていく。道路脇の電光掲示板は21度を表示している。最高気温予想が31度だったので、当然メッシュレザーできめてきたが、やっぱり朝のこの時間帯はちょっと寒いな。しかし、それよりも、気になるのは空模様だ。天気予報は晴れだといってたが、山の方はどんより黒い雲が覆ってるんですけど。ホントに大丈夫なんですかね。天気予報はアテにならんから、途中で雨がザザーっと降ってきたらどうしよう。フッ、どうしようもないさ。

きっと晴れると信じつつ、19号線で内津峠を越え、多治見に入る。いつものコースで太多線小泉駅の横を通るショートカットで旧248号線を走っていく。県道64号線から国道418号線に入って、信号で止まったら、スゲー大音量のロックかヒップホップだか聞こえてきた。どうやら前に止まっているクルマがガンガンにカーステを鳴らしているようだ。今時珍しいな。クルマは地味な四駆だったが、乗ってるのは同世代のおっさんなんだろうなあ。しかしうるせえな、などと思いながら走って、川辺で喫茶モンパリの交差点で41号線に合流した。ここまで普通に1時間かかっちゃったので全然遅れが取り戻せていないから、この41号線で全開バリバリで遅れを取り戻したる。行くぜ、誰にもオレを止められないぜーしかし、先頭を走るのはヤマザキパン公式業務トラックなのであった。ヤマザキパンと、セブンイレブンのトラックは、どのトラックも法廷速度厳守なんだよ。完璧に法廷速度厳守。制限速度50キロの道は50キロで走るんだよ。測ったように50キロ、正確に50キロで走る。ゆえに、ここ41号線ではその後ろは数珠つなぎになるのである。全然おくれを取り戻せないぞ。それどころか、どんどん遅れてくぞ。41号線は信号に少ない幹線道路、ガンガン走れるはずなのに、これでは大名行列ではないか。くーなんとかならんか。前のクルマは相変わらず大音量でうるせえぞ。

それでも白川まで来たら、ヤマザキパンのトラックほか、大部分のクルマが東白川の方に曲がって行った。ほれ、あの最近ナビを買って喜んでるライダー、仕事は連日午前様でグロッキーになってるライダーのおすすめのお店がある方角に、みんな曲がって行ったので一気に交通量が激減して、今がカッ飛びチャッンス! 行くぜ、行くぜ、全開バリバリだぜ、と走っていったら、前をビックスクーターが走ってて、そして、大音量のロックだかヒップホップだかが聞こえてきたのであった。なんと、音楽大音量のもとは、地味な四駆ではなく、このビックスクーターであった。すっげーなーオイ。よく見たら後部座席の下のあたりにでかいスピーカーが標準装備されてた。あそこから大音量のロックだかヒップホップだかが聞こえるのだな。そういえば、スクーターで音楽を聴くステレオセットって雑誌で見た事があるけど、実際に装備して走ってるのは初めて見たぞ。あれってどうなんだろう、乗ってるライダーはちゃんと音楽として聞けるのか? 後で走ってるライダーには騒音にしか聞こえんのだが。

その騒音スクーターがコンビニに入ったのでやっとまともな環境で走れるようになった。あんまりうるさかったもんで、こっちも負けずにLed ZeppelinのWalter's Walkを大声で歌ってたんだが、もう歌わんくていいからホッとしたよ。ようし、ここから遅れを取り返すぜ。ガンガンいくぜ。天気もいつの間にかスッコオオオーーーンと晴れて来てるし、申し分無いツーリング日和だぜ。向こうからはハーレー軍団が走ってくる。オフロードバイクの軍団も走ってくる。みんなノリノリだぜ。バックミラーを見ると、後ろからSSが2台連なって走ってくる。かなりハイスピードで、あっと言う間に追いつかれた。よく見ると女ライダーだ。フッ、女の子は女の子らしくおしとやかにしてな。オレがライディングのお手本を見せてやるぜ。グイッとアクセルひとひねり、一気にぶっちぎって見えなくしてやったぜと思ったらしっかりついてきて、そして、信号で止まったところで、前のクルマの後に止まったんだけど、その2台の女の子ライダーはクルマの前にぐいぐいと出て行って、信号が変わると同時にロケットスタート、あっという間に見えなくなった。フッ、見えなくして(以下略)

飛騨金山までやってきた。ドライブイン飛山のとなりのドラッグストアの工事はまだまだ続いていた。その横のデイリーヤマザキは開店の予定日が掲示してあった。いつだったか忘れたけど7月末ぐらいだからもうすぐだ。これで、ここ金山町には、下呂金山店と金山警察前店と、そしてこの新しい店の3店舗が揃って、いよいよデイリーヤマザキ三連星ストリームアタック体制が完成するのだな。

さらに41号線を北上して行く。今日の目的地新穂高は、往復300キロを超えるので、100キロ地点の下呂で空中給油する。いつものコスモ石油である。3リットルくらいしか入らんかった。端から見たら、原付でもないのにこんな量を補給する意味わからんだろうな。これはなるべくガソリンの安い地元でたっぷり入れれるようにする作戦なのさ。下呂や高山はガソリン高いからな。これで、ここで満タンにしたらこの後無給油で家に帰れる。そしたらほぼカラッポのガソリンタンクで次のツーリングの日に地元の安いメール会員価格で満タンに出来るとこういうわけだよ。やっぱオレってあったまいいー。

下呂で給油したらさらに北上する。順調に進むが、時間の遅れはなかなか取り戻せんな。この辺り、すき家でたまごかけ定食を食っておく予定だったが、時間が押し迫っているのでとりあえずスルー、どんどん進むことにする。しかし、新穂高平湯辺りでは食いもんが手に入りにくいから、この辺りで食っといた方がいいんだがなあ。うーん、どうしようどうしよう、などと考えているうちにすき家通過なのであった。まあいいや、何とかなるだろう、行っちゃえ行っちゃえ。しかしいつもこのパターンで失敗するのであった。全く学ばないのであった。

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渚まで来た。ここで初めてトイレ休憩だ。ノンストップで走ってきたから多少は時短できたと思います。恒例の温度計は22度です。決して寒い温度ではないのだが、メッシュで走ってくると寒いのであった。なんか暖かいもんが飲みたいが、そんな気の利いたもん売ってないのであった。道の駅は本来、休憩して事故を防ぐのが目的で作られたはずなのに、休憩も出来んし温かい飲み物もないし、あるのは地元野菜の販売コーナーを始めとする地元産業施設の活性化のための施設であった。まあ、それはそれで必要かも知れんが、休憩するところくらいなんとかしろよ。

ブーブー言っても始まらんので出発する。高山手前まできて久々野で朝日村の方に分岐する。宮峠回避ルートの美女街道を走り、ふるさとトンネルを潜ったら寒かった。そして、ここら辺でいつも道に迷って大回りするんだけど、今回はしっかり間違えずに走ったぞ。トンネルを出たら、しばらく走ると高山農免農道の交差点があるんだが、そこを曲がらずに、その次の交差点で曲がるんだよ。そして、まっすぐ走ると、デイリーヤマザキのある道に出るので、そこを左に曲がって、アルプス模型店の前を通って、高山厚生病院のところを左に降りて漆垣内町の交差点をまっすぐ進んで大洞町の交差点で158号線に入る。そしたら158号線をガンガン走っていくのだ。苦節8年、やっとこの道を覚えたよ。いつも間違えて361号線を木曽の方に走ってたもんな。全然方向違うじゃん。

158号線でどんどん高度を上げて行く。標高が高くなるに連れて気温も低くなってきて涼しいを通り越してちょっと寒いかもよ。流しそうめんのお店があったけど、こんな気温では食いたくないかもよ。そしていよいよ平湯トンネルまでやってきた。夏でも寒い平湯トンネルは果たして冷凍庫であった。さっびー、凍る凍り付く、だれじゃメッシュで大丈夫なんていったのは! こんな寒いんだったら普通のレザーで来ればよかったクソ。出口はまだですか、このままでは凍死してしまうよ。八甲田山だよ。しかし、天は我々を見捨てなかった。出口だ。そして、平湯トンネル名物の豪快な漏水もなく、無事平湯峠を越える事が出来たのであった。

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腹が減ったのでとりあえず平湯のドライブインアルプス街道平湯の駐車場に入る。バイクがいっぱい止まってるところに並んで止めた。ここで何か食えるかな。以前までは安い蕎麦とかあったけど、今はもうないから、他で1番安いメニューを探そうと思ったのだ。そうしないと何も食わずに目的地だよ。バイクにヘルメットを置いて、隣のバイクを見たら革ジャンがかぶせてあった。その隣のバイクには革パンが脱いでかけてあった。ライディングブーツも脱いで置いてあった。なんじゃ、全部服を脱いでなんちゅう格好でアルプスに行ってしまったんじゃこの2人は。法律的に問題がなくても道徳的には問題だぞ。これはモラルハザードである。困ったもんだな。

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アルプス街道平湯の建物に入った。相変わらず一大観光地平湯乗鞍の要になるところだけあって観光客でごった返し、観光バスもたくさん止めてるだけの事はあるな。そんな中、急いでメニューをチェックすると、一番安いのがラーメン650円だった。その次は800円になるのだった。うーん、ラーメンかあ、あんまりおいしそうじゃないなあ。ちょっと考えたがやっぱり止めた。もういい、食わずに行こう。バイクに戻るのであった。やっぱりすき家に寄っておくべきだったと後悔しても後の祭りなのであった。

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とは言え、晴れて気候も良いし、文句無しのツーリング日和になってサイコーなのであった。だから食ってなくても上機嫌で、調子良く新穂高に向かって走りだした。順調に進んで、蒲田川を渡る赤い鉄橋を越えて栃尾温泉に突入、そしてトンネルを潜ると、ようやく新穂高まで来た。やった、やっとついたぜ。目的地の深山荘別館は、そこからすぐだった。駐車場に入ったら、二輪専用の屋根付きスペースがあったのでそこに入った。すでにハーレースポスタ1200が止まっている。コイツも温泉博士か。駐車場はクルマが結構止まってた。なんだと、もうこんなに温泉博士客が来てるのか、侮れん人気だ、と思ったら、宿泊客だった。ちょうどチェックアウト時間で、2、3人の家族連れが何組か宿の玄関からでて来た。

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よし、こっちも行くぜ。温泉セットを持って建物の方に行く。中に入ると、こじんまりした丁寧にまとめられた山の家みたいな感じだった。フロントまで行くと、係の人が出てきた。温泉博士で温泉に入りたいと言うと、係の人は説明を始めた。で、この段階で初めて知ったんだけど、ここは貸切温泉のみなんだよ。で、通常は2000円で4人までご家族で貸切温泉に入れます、温泉博士をお持ちの方は1000円です、ということなんで、要するに入る人数が多ければ多いほどお値打ちなのであった。一人しか入らんなんてアホである。しまったー、こんなんだったら、まっちゃんを連れてくればよかったじゃん。そしたら一人当たり500円になったのに。大失敗だ。公式サイトを何度も見たのに、ちゃんとよく読まんかったなあ。心ここにあらずでは何事もダメであった。くっそー今度はまっちゃんと来よう。

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しかし、それでも入れるならよしとしよう。本日は宿泊客が多いので入れませんなんて言われやしないか心配だったもんね。1000円払って、温泉の場所の説明を聞くと、なんか取っ手のついたモノ(山伏)を示され、コレを持っていってください。外に出て建物に沿って階段があるのでそこを降りると温泉です。と言われたが、なんか自信がない。取り合えず言われた通り外に出て建物に沿って歩いて行くと、地図があった。おお、これで道に迷わんぞ。と思ったら、階段を下りたらすぐに温泉の小屋が並んでいたので道に迷いようがなかったのであった。案ずるより産むが易しだな。

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一番奥の小屋が、温泉博士で入れる山伏の湯だ。戸を開いて中に入ると、おお、これは素晴らしい、一目でいい温泉だとわかる温泉だ。ブーツを脱いで板の間に上がった。ロッカーはなく。小型の脱衣かごがいくつかある。和風の和紙の灯が置いてあり、夜はいいムードになりそうだね。荷物をかごに突っ込んで、タオルを持って湯船に向かう。大きな湯船岩風呂、なみなみと注がれる源泉からの湯、中央に岩山、そしてなぜかブランコがかかっているのであった。このブランコの意味は何だ? これまでいろいろな温泉に入ってきたが、ブランコがある温泉は初めてである。シュールだ。まあいいや。ここはシャワーがないのでかけ湯をしてから入る。くー、ちょっと高めの温度だな。でもメッシュで走って体が冷えてるからそう感じるだけかもしれん。ゆっくり入って、肩まで浸かると、こりゃええわー。でら気持ちええ。目隠しの囲いの間から青空と山が見える。屋根があるので開放感はそれほどでもないが、今日みたいな日射しがキツい日はこの方が快適だよな。この広い湯船が完全貸切なのである。うーむ、なんという贅沢、うーむ、もったいない。もったいないと思ってしまうのが小市民のなせる技であった。あー、もうこのまま泊まりにしたいくらい気持ちええな。他にも湯船がいくつかあるみたいなんで、泊まればそこに入れるんだろうなあ。でも泊まりは高いだろうなあ。

いつまでも入っておりたいがそういうワケにもいかんので断腸の思いで出た。暑くなった。うーむ、さすが温泉、知らぬ間に長湯して体が発汗しておるぞ。脱衣所に戻ってしばしクールダウン、装備装着して小屋を出た。取っ手のついたモノ(山伏)を忘れないように持って受付に戻った。誰もいないので取っ手のついたモノ(山伏)をもとの場所に戻して、ようやく、この取っ手のついたモノ(山伏)が、今現在入浴中の表示になる事に気がついた。なるほどそういう事か。誰もいないのでそのまま建物を出た。バイクに戻って、ハーレーはまだ止まってたが、よく見たら飛騨ナンバーだったんで、宿のオーナーさんのバイクかも知れん。

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バイクに乗って温泉を後にした。素晴らしく天気がよくなっていた。それもカラッと晴れて湿気がまるで感じられない気持ちよさ。いい気分で走って、来た道を戻って、丹生川のデイリーヤマザキでパン買って食った。コンビニ前飲食禁止だったけど、こうなっては仕方ないのであった。

後はひたすら走って帰る。下界に戻ってきたら暑くて汗だくになった。メッシュでよかったよ。途中で、いつもの鶏ちゃんをお土産に買った。

本日の出費
温泉 1000円(通常2000円を温泉博士で1000円)
パンとお茶 168円
エスプレッソ 144円

本日のCB1300SFの走行距離 390キロくらい
累計のCB1300SFの走行距離 65920キロくらい

オイル交換だ。

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