8月9日（日）

今日も素泊まりホテルなので朝食は昨日と同じメニューであるのだが、どうせホテルの冷蔵庫なんか冷えんだろうと思って強冷にしといたのでパンもおにぎりも凍りかけてた。ゲロゲロと思って仕方がないので自然解凍を待つが待てんので若干スムージーみたいな食感を楽しんで食った。ウソです、全然美味くなかった大失敗だったもういやだこんな生活。しかし、おかげで今日も早朝出発できるのである。なんと素晴らしい。食ったらさっさと準備してチェックアウトした。

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ホテルを出ると、さすがに日曜日の早朝、昨夜の喧騒はウソのように静まり返ってジョギングに来てるネーチャンくらいだった。国道11号線を走って、まずは松山方面に向かう。コスモ石油を見つけたのでそこで給油した。146円もしやがった。180キロくらい走っただけなのに13リットルも入りやがった。うーん、街乗り的な走りが多かったからね。

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ガソリン満タンで、再び松山を目指す。早朝ガラガラの幹線道路を調子よく走っていくと、後ろからハーレーが現れた。ジモティだな。朝っぱらからバトルしようってのか、よし、相手になってやるぜ。ギュイイイイーーーーーン、2台がかっ飛んでいく。しかし、交差点で曲がるところだったので曲がったら、ハーレーは真っ直ぐ行っちゃった。フッ見えなくして以下略。

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途中、道の駅で休憩したくらいで、後はひたすら走って走って行く。今日の最初の目的地が東洋のマチピチュと呼ばれるマイントピア別子なのであるが、なるべく朝速い時間に行った方がいいらしい。最近、こういった産業遺跡が人気だもんね、夏休みだし、子供連れがわんさか来るだろうから、それを回避するのである、だからこの早朝出発は実に好都合であった。

セブンカフェしようとしたが、全然セブンイレブンがないのである。ファミリーマートばっかり連続して4軒来るのである。そして、さすがうどん県を標榜する香川県、どうろぞいはうどん屋だらけで、しかも、この早朝からすでにガンガンに全開営業じゃん。客も千客万来で、駐車場もほぼ満車、香川の人は朝からうどん食いまくりなのか、名古屋人が味噌煮込みが好きでも朝から食わんぞ。

結局、セブンが見つからないまま、国道11号から県道に曲がってマイントピア別子に向かう。街中からようやく離れて山道に入って、少しだけ涼しい感じになった。街中は灼熱地獄でたまらんわ。しばらく走ったら道の駅マイントピア別子にたどり着いた。

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なんでここが道の駅なのかよく分からんが、まあいろいろ大人の事情があるのだろうね。国立競技場の県と同じようなもんだ。早くついたので施設の営業時間前だったが、そんなことはどうでもいい、目的地はここではなく、もっと山奥の実際の遺跡だ。そこへ行くのに、道路事情ありで観光バスで行ったほうがいいらしいのだが、実際はどうなんだその情報を収集しようとしたが、よく分からんので、もうバイクで行ってみることにした。とにかく、観光バスは11時からだから、今からだとあまりにも待ち時間がありすぎ。意を決してバイクに戻り、さらに山奥の遺跡を目指して走っていく。

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すると、途中で巨大なループ橋が出現して度肝を抜かれた。巨大なループ橋と巨大な重力ダムがどうじにみることができるなんてお得な場所であろうか、見とれてるといかんので先に進む。

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すると、道路脇に入り口の表示があった。その細い山道に突入する。重量車で到達できるか、心配だったがここまできて引き返すわけにはいかんのだ。進めパイレーツ、どんどん走っていく。しかし、思ったほどひどい道ではなかったよ。いわゆる酷道の有名どころ、421号線とか思い出しつつ走って行ったが、ところどころ、鋭角ターン急坂トラップがあるから、そこだけ注意すれば後はいけるんじゃないかな。

 

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やがて、山奥の別子銅山までたどり着いたが、先客がすでに何台かかあった。みんな早いねえ。バイクを駐車場の安全なところに止めて、目的の遺跡に向かって歩いていく。が、そこへ行くには200段の階段を降りないかんのである。降りるんだから当然登らないかんのである。これは苦しい、これは困った。しかし、ここまできて引き返すわけにはいかないのである。男には行かなければならない時があるのだ。いつ行くの今でしょ。そして力強い一歩を踏み出し、200段降りたところからは壮大な光景が待っていた。

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スゲー。それしか言葉が出てこないくらいスゲー。こんな山奥によくこんなものを作ったもんだ。昔の人のコンジョーはスゴい。よし、しっかり目に焼き付けたらバイクに戻ってさっさと脱出しよう。来た道が観光客混雑渋滞になる前に脱出すべし。200段登って死にそうになってもう死ぬところだったぜ。しかし、やりきったので満足だね。バイクに戻って出発、来た道を戻る。帰りは何台か車とすれ違ったが、なんとかなった。くわばらくわばら、ようやく元の道に戻って、ループ橋とダムを眺めつつ、マイントピア道の駅まで戻ってきたが、まあ、こっちに見るものはないので、そのままスルーして国道まで戻った。

国道に戻ったらアチチチチな暑さで、もう死にそうだった。腹も減ってきたのでうどんが食いたい。しかし、朝はあんなに見かけたうどん屋が全然なくて、コンビニは相変わらファミリーマートばかりで参ったよ。しかしそれでもしばらく走ったら、セルフうどん屋があったので、そこに入ってうどんとおでんを食った。朝は冷えたおにぎりだったのであったかいうどんにしたら、うまかったけど汗だくだくになっちゃった。

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食ったら落ち着いたので、国道に戻って暑さと戦いながらひたすら次の目的地、内子座を目指すのだったが、今日はマジで暑くてどんどん頭がぼーっとしてきて、こうはんほとんど副交感神経だけで運転してた。危険なので道路脇の日陰があるところや高架下で休憩しながら走っていく。

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そんな感じで走って、内子座までやってきた。バイクを止めて見に行ったら、入場券
セットもあるというので、その別にセットされてる施設は近くか聞いたら1キロくらいというので速攻で止めた。こんな炎天下上下革ジャンで歩いたらマジ死ぬ。今日は内子座だけで勘弁しといたるわ。入場料を払うと、係りの人が内子座の説明をしてくれた。でも内容的には明治村の呉服座と同じだった。こういう同じようなものがここにあるというのが面白いのである。今日は何にも演目がなかったのが残念だな。

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内子座を見たら、バイクに戻って古い町並みを流してみたが、なかなかい感じだったよ。大正村や犬山城下町をもっと現実的にした感じだった。今度はもっと涼しい時にゆっくり見にくるべきである。

内子座をでたら、本日の最終目的地宇和島市でございます。相変わらずの猛暑酷暑に蒸発しそうなくらいだったが、頑張って走って、せぶんがないのでファミマやローソンでアクエリアスやポカリを買って飲みながら、必死に走ってようやく宇和島市までたどり着いた。

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今日泊まるホテル、宇和島リージェントホテルは国道沿いの目立つところにあったのですぐに分かった。チェックインすると、フロントの人がふるさと宿泊券を勧めるので買ったよ。6000円で10000円分だからお得なのだ。料金を払って、残りの4000円を持ってばんめしにでかけた。

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これだけあれば、諦めていた鯛めしが食えるぜ。鯛めしの有名な店に行くのだった。市内をウロウロしつつ、その料理屋に着いたので、中に入ってカウンターに座った。まだガラガラだな。郷土料理を注文した。高いけど今日はいいのだ。ちょっと待ったら料理が来た。そりゃもうスゴいボリュームですよ。料理の内容に説明を受けたら早速食った。うまかった。鯛めしがぶっちぎりに美味かった。これで普通の鯛めしが食えんくなっちゃった。

あとは部屋に戻って溜まったツーレポつけて寝た。

 

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