8月11日(火)

よく寝た。そろそろ天気が下り坂で雨が降ってるんじゃないかと思ったけど降ってなかった。なんだかちょっと、逆に心配なんですけど。でも、今日は絶対に晴れて欲しい日だったから、今日晴れたということは、ツーリングの運気が戻ってきたのかも知れん。いいことだ。今日のルートなぞ確認して、朝ごはんの時間直前にレストランに行って1番で入った。

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朝はバイキングだったんでちょっとガックリ。忙しいんだよねー。このホテルは大きいので、客も大勢押しかけてくるから、みんなで料理の争奪戦なのである。そんな朝飯戦争をくぐり抜けて勝ち取った食いもんを、急いで平らげねばならんのである。席を探してウロウロするバイイング難民に睨まれてしまうからな。速攻で食って速攻で戦場離脱、部屋に戻ったら速攻で出撃準備して荷物を抱えてフロントへ、チェックアウトした。ところで、新型CBと共に新しくしたツーリングバックは実に良い。雨漏りするけど、全部の荷物を一度に運べるから本当に楽だな。前のは絶対に二往復必要だった上に、運びにくくて大変だった。そんなわけで、荷物をバイクにセットして、ホテルを出発した。

国道196号線を走って、今治に向かう。今ではタオルの名産地今治は、泣く子も知ってる有名ブランドで、どこでも手に入る全国区になったけど、うん十年前にはまだまだ、知る人ぞ知る逸品であり、そんぞそこいらで手に入れられる代物では無かったのである。故に、四国今治に来たらお土産は今治タオルであったが、今はどこでも買えるんでパス。でも今治から、本ツーリングの本懐であるしまなみ海道に入るのである。そのために今治に向けて走るのである。

途中、出光でガソリンを入れたら、個人商店みたいなガソリンスタンドだったんだけど、おとっちゃんが、自転車のパンク修理して、奥さんが給油してくれた。「あらまー遠くから来なさったのねー」と言われた「でも暑いから大変でしょう」「今年はひどい暑さで、みかんが泣いてるわ」と色々話しした。みかん業者がこの暑さでみかんが痛むから泣いてるらしい。「気をつけてねー」と言われて送り出された。

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ガソリン満タンで、その近くのセブンイレブンでセブンカフェにしたら、ドーナツ20円引き券が当たった。当たったっていうか、レシートについてるんだけど、早速使ってみた。店員のねーちゃんが「レモンドーナツがオススメよ」と言うのでそれにした。コーヒーと共に食ったらうまかった。爽やかなレモン風味が口の中に広がり云々であった。よし、糖分も補充したから、全開バリバリでしまなみ海道を走るぞ

そんなこんなで、今治までやってきていよいよしまなみ海道突入である。盛り上がってきたよ。例によってETC非装着なんで、後ろのクルマにプレッシャーをかけられつつ、通行券をとってしまなみ海道に入っていく。上ればすぐに、最初の巨大な橋が出現し、そこを走り抜けるのである。素晴らしい気持ち良い、くうーっ、いい感じだぜえコンタロウ。しかし、こんなに良い光景にもかかわらず写真を撮れないのである。駐停車禁止なんだよ。脇の自転車道路の自転車野郎どもが楽しそうに、記念撮影してるのがクソ羨ましくて仕方がないのであった。ライダーには無縁なのであったなどと思ってたら、そのちょっと先ではモンキーとエイプが記念撮影してた。お前らクソー、同じライダーとして恥ずかしくないのか。今度はモンキーと来よう。ってモンキー売っちゃったからないよ。っていうか、モンキーでこんなところまで走ってこられないよ。そういうことができるのは若さバカさがある10代20代でやっとくべきだったな。

 

大島でまず降りた。そして、目的地その1の村上水軍博物館に向かう。道がよくわからんかったが、案内表示に従って走っていった。そしたら、こんなところに本当にあるのか、と思えるような路地の奥に、異様に立派な建物がそびえ立っていた。

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あー、これはちょっと違うかなーやっちゃったかなーって感じだった。全然周りと釣り合ってない、こういう建物って、地方に行くとたまにあるんだよね。地元の財政がそんなに豊かとは思えんところに、この異様に立派な建物ってことは、何か大人の事情が大いに働いているキナ臭さがプンプンです。まあ、そんなこと言ってても観光客にはカンケーないので、バイクを止めて中に入った。入場料を払って、館内を見学した。完成して間もないようなんで、本当にきれいで立派だった。展示してある品物も実に興味深いものばかりだった。村上水軍の歴史ビデオも見た。それによると、まだまだわからないことが多くて一生懸命調査をしてますから応援してください、ということだった。確かに、ここで得られる情報は、本で読んだ内容と同じくらいで、特に目新し発見は無かった。もうちょっと、歴史の闇の部分で活躍した村上水軍のことがわかるかと思ったけど、小説に書いてあるようなことは、事実かどうかわからんから、こういうところで話題にはできんわな。特に織田信長とのガチ勝負のあたりが知りたかったんだがなあ。それでも、大変に良かったので、満足してバイクに戻り、島を一回りして次に行こうと思って、先を進んでいったら、なんだか道の様子が変で、この先道がヤバイ、みたいな手書きの標識があったので、これはヤバイと思って引き帰して元の道に戻った。

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ちなみに、その行き止まりみたいな道に、食堂みつばちってのがあったんだけど、こんなところで営業して客来るのかと思ったけど、ツーリングマップルに掲載されてたから有名なんだね。島のメインストリートに戻って道の駅に行ってお土産を探したが、牡蠣と貝類ばっかり売ってたんで諦めた。牡蠣は良いけど殻付きだと食うのが大変なんだよ。1個800円もするしさ。

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大島の次は大三島に行くぞ。料金所を通ってまたしても巨大な橋を渡る快走、そして大三島に上陸した。ここには村上水軍の関係する神社があるのだ。またしても親切な案内表示に従って行ってみたら、道の駅に駐車場があってそこから歩いて見に行くのだった。暑いから歩くのはゲロゲロだったけど、そうそう来れるところでもないので、面倒臭がらずに歩いて行くことにした。

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周辺にの土産物屋さんが点在しているが、かなりくたびれた感じがなきにしもあらずで、どこの観光地も土産屋は厳しいようだな。何十年後にまたきたときに、ここのある土産屋の何軒が生き残っているのだろうか。これが地方の現状である。しかし、それとは全くカンケーなく、神社は実に荘厳であった。荘厳であったが、どう見ても正面門は改装新築したばっかりじゃん。なんか、しまなみ海道関係の島はお金あるなあ。ここはクスノキも素晴らしいのである。そして、本堂はさすがに歴史を感じる趣のあるものでありました。なんでこんな立派な神社がこんなところにあるのか、調べたら面白いと思います。誰か夏休みの自由研究に調べなさい。

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汗だくになってバイクに戻って、ガブガブとアクエリアスやらポカリスエットばかり飲んでたので、もうそういうのが飲むのが嫌になっちゃったもんで、普通の水を飲んてるんだけど、なんか物足りんからレモンジーナ飲みたい。レモンジーナを探して次の島に向かった。

次は因島に行く。ここは城があるので必見だ。インターを下りたらすぐに案内表示に気がついて、その通りに進んでいったら、それらしきものがあったのでそっちに向かったら、お寺なんでこれは間違えたかとウロウロして、立ちコケしそうになって心臓爆発しそうだった。おかしなもんで、先日の立ちゴケよりかなり条件が悪かったにもかかわらず、コケることを免れた。このツーリングで何度か経験してるけど、本当に立ちゴケってのは運次第だな。

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お寺の境内に入って、駐車場があったのでそこにバイクを止めて、これまたかなり歩くみたいなんで、もうやめようかと思ったけど、ここで負けるわけにはいかんので、歩くことにした。で、城の方に行ったら階段が延々続き、遥か山の頂に城が見えた マジ? あそこまで歩くの? 死にそうになりながら汗だくになりながらひーひー言いながら階段を上ってなんとか山頂の城までやってきた。で、そこで知ったんだが、この城は村上水軍の使っていた居城がこんな感じだったですよ
という再現モデルだった。なんだと、ここにあったんじゃないんかい。やられただまされた。観光客寄せの手にまんまと引っかかるなんて。でも、城の横にあった戦国絵巻は実にわかりやすくて良かったよ。

汗だくになってもう死にそうになってバイクに戻った。そして、来た道を戻ってコンビニがあったのでそこでレモンジーナを買って飲んだ。レモンの爽やかさが疲れて汗をかいた体に効くぜ。で、そこで気がついたんだが、来た道を戻ってもダメじゃん。ここは降りたインターと違うインターで上らないと、片方にしかいけんのだよ。で、本州に戻る方のインターに向かって走っていくとそれがあったので、そこからしまなみ海道に戻った。

 

しまなみ海道の最後の橋を渡って本州に戻ってきた。尾道に入り、まっちゃんからの指令を遂行する段階になった。その指令とは秘密任務とは、プリンを買ってこいである。尾道においしいプリンの店があるらしいのだ。なんたらという名前の店で、場所は駅前の商店街にあるので、そこへ行った。バイクを止めるところに困って、何度も行き来したが、とりあえず店の近くに路駐してお店に行った。それはもうすごい人だかりであった。

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押さないでください押さないでくださいものを投げないでくださいものを投げないでください状態だった。しかも何故か綺麗なオネーサンばっかりなんだよ。そんなところに、とても近寄れない。少し待って様子を見ていたら、張り紙に気がついた。本日分品切れ、とそこには無情の現実が書かれてあった。ニャンと残念。それでも人だかりは減らないから、みんな何を買ってるのか。店内にも綺麗なオネーサンが満員通勤電車状態だったので、突入も不可。間違っても、あんな綺麗なオネーサンがいっぱいなところに、汗臭く加齢臭にまみれた見るからにヘンタイそうなおっさんライダーが入って行ったりしたら
絶対にケーサツ沙汰になっちゃうぞ。きゃーヘンタイよーヘンタイがプリンを買うなんて許せないわーそして尾道警察署で取り調べを受けて有罪になって一生牢獄で過ごすことになるんだ。冤罪だ、クソー、そんなばかなことがあってたまるか。そうなる前に逃げなければ。こうして逃げることにした。

尾道を脱したら、次は呉に向かうのであるが、根本的に予定時間を大幅に延長しておりまして
これから呉で大和ミュージアムを見る予定だけど無理そうだな。明日にするか。とにかく、呉に行こう。2号線を呉に向かったのである。が、ここで大変な想定外の事態になった。国道2号線の道路事情である。よく考えたらすぐ想像できそうなんだが、1号2号と国道の日本の基盤国道が、急速な国内の自動車通行量に合わせられず、慢性の便秘になってるのは分かり切った話だったのに、それを計算していなかったのだ。要するに、渋滞してる。混んでる。全然進まない。呉まで暑い中チンタラチンタラと進むのであった。ガマンガマンなのであった。

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ガマンガマンの走行法でなんとか呉駅前まで来たのは、すでに大和ミュージアム入場時間締め切り直前なのであった。仕方がないので今日は諦めて今日のホテル、呉ステーションホテルにチェックインした。ジョントラボルタみたいなフロント係が接客してくれた。荷物を部屋に運んで、早速、晩飯を食いに行くのだ。晩飯はもちろん海軍カレーだよ。駅前の食いもん屋に行けばそんなのすぐ見つかるだろう。しかし、それも読みが甘かったのであった。駅前の有名ホテルで食えることは知ってたが1200円もしやがる。カレーに1200円はないだろう。そういえば、前来た時もそんな話になって食わんかったんだったな。おかしいな、800円くらいのもあったはずだったけど、でも店の名前を忘れた。店の表にメニューが出てるはず、海軍カレーののぼりが出てるはずだが、全然見かけないんだよ。意外にやってるところが少ないんだな。大和ミュージアム前までやってきて、陸揚げされた巨大潜水艦を何年かぶりに再会した夕日に染まセイルが美しい。おお美しいなんと美しい光景であった。

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ニコンを持ってこなかったことを後悔した。ヤバい見とれてる場合じゃない。店がわからんのである。しかし、腹は減って限界に達していた。仕方がないの駅前のショッピングモールのレストランで食うことにした。大戸屋さんですね。他にないもんな。店に入って焼き魚定食を注文して、それを食った。うまかった。でも海軍カレー食いたかったなあ。

ホテルに戻ったらお風呂に入って、明日の予定を考えてから寝た。

 

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