8月19日(金)

朝5時に起きた。荷物の整理して、今日のルートを考えて、6時30分から朝食だ。また抜かされるかもしれんが、それでもやっぱり一番乗りしたいので10分前に行ったら、もうすでに営業してた。窪塚君は朝からがんばってた。朝はバイキングで、料理を選んでとって食った。バイキングだったがよかったよ。いろいろ和風なものも多くて、いかにも出来合いの温めて並べましたな感じはなかった。食ったら部屋に戻って荷物をまとめてチェックアウトしようと思ったが、チェックアウトする前にバイクを取ってこないかんので、延々歩いてハルカカナタの駐車場に延々歩いてバイクをホテルまで移動させた。で、荷物を積んでたら朝日の遠赤外線で体の中からポッカポカですよさすが遠赤外線体にいいですよとか言ってる場合じゃない、もう死にそうになって積んだらフロントに戻ってクールダウンしてチェックアウトした。バイクに戻ったら、アスリート体型の人が準備運動してた。フロントに何人か同じ体型の人がいたもんな。なんかの大会でもあるのかな。君も青春してみないか! とか誘われないうちにエンジン始動して出発する。

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出発したら国道220号線を走って行くのだが、いきなり大渋滞してるもんで、何かあったのかそれとも通勤渋滞かと思ったら、バス専用時間帯で1車線使えないんだな。しかも、パトカーや白バイが総動員されて、警官がサミットか天皇御一行ご来所かと思える警備体制なもんで、みんな真面目にバス車線を走らずにいるので大渋滞なのだ。しかし、そうとは知らずにバス車線を走ってたもんでヤバい捕まるかもしれ。捕まって美人警官に厳しい尋問れるかもしれん、女王様もっとぶってくださいってもうこのネタええわ、と思ったが、警官全然知らん顔なのであった。もしかして他県ナンバーだから大目に見てくれたのか、と思ったが、よく見たら「バス・バイク専用時間帯」だった。そういうことか。原付なんか平気で走ってたもんな。ならば堂々と威風堂々と走ろう。で、威風堂々と走ってたら、後ろから特徴あるV4型エンジンの音がして、ミラーを見ても姿が見えず、と言うことはと、後ろを見たらジョーだった。緊張するわ~。しばらく併走してが、専用時間帯を過ぎたらキュイーンって抜かして行っちゃった。ヘルメットから出てる髪が長かったから女性白バイだったみたいだ。ふん、女のくせに白バイ隊員とは笑わせるぜ、立ちゴケしてピーピー言ってんじゃねえぞと思ったら、信号渋滞でのストップアンドゴーがビシビシにキマってるのであった。上手いわ、やっぱ上手いわ白バイ。立ちゴケしてピーピー言ってるのは自分でしたスンマセン。

220号線はフェニックスロードと言いまして実に風光明媚な海岸道路なのである。時間が早いせいかガラガラで快調に走れた。途中、お土産を買おうと思っていた青島港の直売所はまだ開店前でダメだった。続いて道の駅フェニックスまでやってきて、ここは開店してたので、この先、候補にしているお土産海産物直売所がどんなもんかわからんので、ここで買っとくことにした。あまり品揃えがよろしいとは言い難いが、まあなんとか目的なものは揃ったのでよしとしよう。しかし送料高いなー。最近は常温と冷蔵をしっかり分けるみたいで、一緒に送ってくれんから別料金になっちゃって相当な金額になるよ。今回の買い物では総額の4分の1が送料だもんな。別にもう2、3個お土産買えるわ。バイクだから仕方がないな。

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とりあえずお土産から解放されたので、気分良くフェニックスロードを走っていく。今日も暑い。山の方に靄が多く、雲が積乱雲、雲図鑑があったら積乱雲ですと写真付きで紹介されそうな積乱雲がもくもくなので、絶対に夕立がくるのはわかっていたから、早め早めに動かんといかんな。途中、いくつか工事で片側交互通行で待たされたが、順調に進んで、次の候補だった海産物直売所まで来た。でもさっき買ったからここでは何にも買わんからきても意味がないんだった。で、その時気がついたんだよ。あ、モアイ像が見えるところってどうしたっけ? 地図を見返すとすでに通過してた。ヤバい、フェニックスロードの気持ちよさにすっかり忘れて気がつかなかったよ。大失敗だ。モアイ像は必須項目なので戻ることにした。時間に余裕があるからいいか。

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地図を見ながら戻ったら、でかいモアイ像の看板があって、なんで見逃すんだ海ばっかり見てたからなあ、ちゃんと目配り気配りしてないからだ、気をつけようと反省するのだった。そして、モアイ像の公園に曲がって坂道を登ると登ったところに有料道路の料金所みたいな入場受付があった。料金を払って領収書やパンフレットをもらうのだが、ここ坂道なんでバイク乗りにはきついな。それでも駐車場はしっかりしてたので良かった。傾斜だったらどうしようかと思ったよ。バイクを止めてモアイ像の公園に歩いていく。暑いからあんまり歩きたくないけど、近くだからまあ良かった。公園自体はかなり広いみたいだ。ちょっと歩いたらモアイ像が見えた。想像以上にでかい。そして、想像以上に観光客だらけ。みなさんが記念撮影に夢中になっております。ひたすら人が減るのを待って、減った隙に写真を撮る。いや~宗谷岬みたいだ。

モアイ像が見れたらもう十分なので、売店で涼んでからバイクに戻り出発した。次は都井岬だ。国道220号線を再び走っていく。モアイ像のターンが時間のロスになったが、まだまだ余裕だぜ思ってたんだが、次の街で大変な事態が発覚した。なんと、国道448号が全面通行止めになっちゃってます。全面通行止めになっちゃってます。大事なことなので2回言いましたよ。ということは都井岬に行けんちゅうこった。通行止めの看板を良く見たら、反対側からは行けるようだ。このまま国道220号線を走って反対側から行くわけだ。時間がかかるな。どうする。当初の計算から考えて、行けないことはないのだが、フェリーに乗船する前に早めの晩飯を食べて、フェリーでは朝飯だけ食う作戦行動ゆえに志布志で晩飯を食う時間が必要で、さらにどこで食うのか決めてないから、その検索時間が必要でしょう。となるとちょっと時間が足らんな。それに天気のことも心配だ。以上の状況から客観的に判断したら都井岬パスとなった。また今度ね。

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というわけで国道448号全面通行止めで国道220号線をそのまま走っていく。山間を走るカントリーロードで、快適に走れた。で、予定より早い時間にフェリー港に到着してしまった。うーん、都井岬に行けたかもな。でも天気は曇りだから見晴らしは良くないだろうからパスして正解だよきっとそうだよ。

クソなんかうまいもん食って気を紛らわすぞ。しかし、狙っていた地元の特産物が食える店がどこかわからへん。ツーリングマップルのかなり大まかな地図ではわからへん。この辺りかなあと思ってかんと度胸で走ってどんどんドツボにハマっていくのがわかるのだった。クソこんなはずはない、ここまで来てこんなことってないよ。しかし現実は厳しく。道がわからんまま気がついたら元の国道に戻っていた。ダメだった。あきらめよう。仕方がないのでジョイフルに行った。あくまで最終手段だったのだが仕方がない。お店に入ったら、お一人ですか一番奥の席でどうぞと、愛想のない店員に言われてそこに座ったら、まだ飲みかけのコップと吸い殻の乗った灰皿があって、別の店員が慌てて下げに来た。灰皿があるってことは喫煙席なのかここ。気がつけば隣の席ではチーマー風少年3人がプカプカ吹かしながら今時の若者語でダベっており、反対側の席ではイケイケのギャル厚化粧直しながらプカプカ吹かしてる3人がいた。今時のファミレスとは思えん喫煙環境に唖然とするしかなかった。今さら席を変えてくれとも言えんかったので、そこでなるべく腹に長持ちしそうな料理ハンバーグ定食を食った。なんか全然食ったかわからへんかった。タバコ臭いここから逃げ出したい一心だったからな。まあ、でも、自分もかなり汗臭いだろうから人のこと言えんわ。

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まあとにかく、これで腹が膨れた。これで明日の朝まで持てばいいが、ちょっと時間が早いから、もしかしてh空腹に悩まされるかな。その時はその時で考えよう。もう行くところもないのでフェリー埠頭に再び行く。バイクを止めて待合いで発券時間まで待つのだった。

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15時に発券開始で、乗船券をゲットしたら、バイクを乗船用レーンに移動させて、乗船用の荷物を用意して待つ。16時ちょっと過ぎたら乗船開始になった。バイクは最初に乗船した。乗船して所定の位置までバイクを乗り付け、荷物を持って客室に上がるのだが、徒歩乗船と同じ入口になるので大渋滞だった。長いエスカレーターがあって、それに係員が誘導して順番待ちで大渋滞だったのだが、隣に階段があり、そこは誰も使っていないので乗船に階段は禁止なのかと思ってたら、後ろから来た人が階段を登って行ったので、ああ、登ってもいいんだ、とわかって、階段を登った。係員ちゃんと案内しろや。階段もどうぞっていうだけのことじゃん。

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上がったら乗船券で部屋番号をチェックしてもらい、雑魚寝部屋この上ですと言われてそっちへ行った。部屋に入ったら、完全に広間だった。棚も服をかけるところもないのである。これはなかなか面白い。古い船だから仕方がないな。着替えて、かけるところがないから下に畳んで置くしかなかった。そして、甲板に出て出航を待つ。しかし、いつまでたっても出航しないので出航時間を確認したら、出航は17時05分ではなく、17時55分だった。えらい早く乗船させられたな。甲板で出航を待つ。ようやく時間になったので、桟橋側に行ったらテープイベントやってた。すごいな初めて見たけど、下でテープを受け止める方も大変だな。出航時間になると、テープイベントはいよいよクライマックスだーテープが切れて船が離れていくのであった。おお、九州の地よ、また来るぞ。感動のシーンでありました。

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出航をしたので雑魚寝部屋に戻ったが、外洋に出ると放送案内があったらグワングワン揺れるようになって、こりゃ想像以上に揺れるなヤバいな酔い止めないぞ。しかも悪いことに空腹になってきた。何か食わんとヤバいなと判断した。断腸の思いでフェリー晩飯を食いに行った。1540円もしやがった、でも結構充実してるな。味はそれなりですが昔に比べれば美味しくなったと思うよ。デザートも食った。落ち着いたので雑魚寝部屋に戻って寝た。

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