8月20日(土)

何度か目が覚めて、5時40分くらいに風呂へ行ったら6時からと案内があったのにもうやってた満員御礼だったのだが入って、唯一空いてるカゴ確保、服を入れて風呂場へ行き洗い場確保体を洗って出た。

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出たらレストランの朝食の営業の案内が放送されてたけど、昨日の夜食ったので今朝はなしです。フェリーの高いバイキングを早々食えないから、上陸してからコンビニでおにぎりかサンドイッチでも食おう。となるとあとはやることもなく、接岸までひたすら待つだけだ。大阪港内に入ったら、甲板に上がって写真を撮って、それから又しても雑魚寝部屋に戻ってひたすら待つ。案内放送が入って、バイクの下船は着岸後30分位してからですからその場で待っとれと言われて待っとる。ヒマである。他の客はみんなスマホいじって時間潰してた。いいなあ、スマホ欲しい。でも料金高いからダメだなあ、格安スマホなんか嫌だしやっぱりiPhoneがいいもんね。でも画面が小さいもんで見えんもん、うーんうーん、とうなっていたら、バイグ下船してもいいよーと案内放送があったので、革パンに着替えて荷物をまとめて車両甲板に降りた。バイクは一番最後だから、早く行っても待たされるばかりだなんてのは昔の話なのか、もう他のバイクは行っちゃって、残ってるのは自分のバイクとスクーターだけだった。フェリー用の荷物を入れて、エンジン始動、下船した。ガッコーンと桟橋を渡って大阪港に降りると、あーあ、帰ってきちゃったなあと実感するのであった。

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しかし、まだまだ終わってはいないのである。最後のミッションが残されているのだ。それは、まっちゃんからの秘密指令「大阪で肉まん買ってこい」を遂行しなければならないのだ。九州行ってるのに大阪の肉まんかいといったツッコミはさておいて、ここで肉まんを買って帰るか、買わずに帰るかでは、この後の優遇が雲泥の差となるので、死してしかばね拾うものなしの精神で行くのであった。がしかし、どこに売っとるのかわからん。とりあえずまず長期戦に備えてガソリンを入れて、それからセブンイレブンを探して、おにぎりとサンドイッチを買って食って、腹が減っては戦ができぬ、であるから腹にも燃料補給して万全だぜ。行くぜ、ということで、大阪駅に行けば売ってるだろうと思い、何しろ大阪駅だから、大阪名物が売ってないわけがないと思い、まずはお大阪駅を目指すことにしたのだった。で、なんかよくわからんけど、道に迷いながらも、大阪駅の案内表示を見つけて、その方向に走って行ったが、でかいビルばっかりでなかなか大阪駅が現れないので、大阪駅どこやねん、どうなってんねん、いてこましたろかワレ、とイキがっていたら、このでかいビルが全部大阪駅でした。恐るべし大阪駅、こんなにでかいとは、JR名古屋ツインタワーよりでかいじゃん。許せん。まあいいや、大阪駅には着いたが、バイクをどこに止めるかだ。問題はそれだ。だいたいどこでもバイクの駐車場に困るんだよ。ないからさー、名古屋駅でもちょっとしかないのに、このがめつい大阪駅にあるわけが、と思ったら、P看板にバイクの文字発見、え? マジ? やたらとオシャレななビルなんですけど、バイクいいですか? 警備の人に確認したら、どうぞと案内されたので、ゲートをくぐって地下へ降りたら、地下に立派なバイク専用スペースがありまして、料金も1時間100円なんだぞ。しかも最大料金500円なんだぞ。おお、恐るべし大阪駅。名古屋駅にもこういうのを作ってください。

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バイクを止めて、いよいよ大阪駅に突撃である。巨大な大阪駅を服も周辺ビル群に肉まんを探すのは容易ではないが、なんとかやってみよう。とりあえず、バイクを止めたところをしっかり記憶しないと、帰ってこれんくなるからな要注意だ。場所を撮影して記録し、エレベーターに歩いて行ったら、館内警備のキレイなおねーちゃんが「こちらからどうぞー」と案内してくれた。どうもどうも、なんということだ、バイク駐車場だけじゃなくこんなサービスまであるなんてサイコーすぎる。まず1階まで上がって、それからナンタラビルの方に行ってみたが、肉まん屋はないので、わけも分からずそのまま別のビルの方に行ったがそこにもなくて、案内板を見てもどこなんだかさっぱりわからなくて、とにかく駅本体に行った方がいいんじゃないかと思って駅に行こうとしたんだけど、駅もいろいろあって線路もいろいろあって、もうわけがわからん死ぬこのままここで永遠に彷徨うのか、16世紀のサルガッソー海に迷い込んだ幽霊船か、と途方にくれてたら、別の案内板を発見したのでそれを頼りに、大阪駅中心部に進んだのであった。さらに深部に突入し、迷宮の覇者となるのか、はたまた屍と成り果てるのか、などと悲壮な決意で臨んだら、あっさりキヨスクのとなりにあった。やったついに見つけたぞ。よし買うぞ買っちゃうもんねー。と思って品物を見たら、肉まん単品の他に、ちょっと高いが海老シュウマイと肉シュウマイのセットもあって、いらっしゃいませーという声かけする女の子の店員さんが可愛いのでつい見栄を張って「このセットをくれたまえ」「保冷バッグに入れてくれたまえ」とカッコつけて注文したのであった。そして「いやー田舎モンだもんですごく探しちゃったですよー」とウケを狙って言ったけど軽くスルーされて「お待たせしました」とフツーに対応されちゃった。ううっ、田舎モンはさっさと田舎にきゃーてかなかんわ。おそぎゃーとこだなもおおさかわ。まあいいや、買ったからには完全勝利だ。金メダルだ。よし、バイクに戻るぞ。しっかり来た道を記憶しているはずだがよくわからんくなって何度か行ったり来たりしたが、試行錯誤の末、元のビルに戻ることができた。で、駐車場に降りたら、再び館内警備のキレイなおねーちゃんが「事前清算どうぞー」と言うので、精算機で事前に清算した。そして、バイクの駐車場がどっちだっけと思って見てたら、館内警備のキレイなおねーちゃんは「こちらでーす」と扉を開けてくれた。もうこんなにサービスしてもらって生きててよかった大阪駅万歳ですよ。何から何まですいませんありがとうございます、ヘコヘコ頭を下げてバイクに戻った。肉まんを荷物の上に括り付け、いざ、要冷蔵の制限時間は5時間だ、5時間以内に家に帰るぜ。

そして、一気走りで4時間30分で帰ってきた。

そして晩飯は肉まんだった。うまいでかんわ。

こうして今年の夏のツーリングは終わっためでたしめでたし。

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