6月 8日(月) 温根湯温泉 → 日の出岬温泉 → 宗谷岬 → 最北端の駅 → 稚内 
6月 9日(火) 稚内 → 豊富温泉ふれあいセンター → 天塩川温泉 → 塩狩峠 → 旭岳 → 天人峡温泉

 

 

6月8日 月曜日 曇り時々雨

 

朝、温泉に入った。ここは湯上がりの飲み水のサービスがあるんだが、昨日の夜まではガラスコップだったのが紙コップになってた。エコじゃないね。朝ご飯はバイキングで別の棟に行った。このホテルはでかいので館内で迷子になりそう。バイキングだが種類は少な目。バイキング料理陳列用の島に何も並んでいないところが一個所あるいうことは客が少ないということだな。事実、少なかった。客席もガラガラだ。かぼちゃと鮭と玉子をメインに食った。お代わりは1杯にしておいた。食ったら荷物を積んでチェックアウト。宿の全体写真を撮るために橋の向こうまで走った。ここはほんとにでかい。走ってバイクに戻って出発。

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まずはセイコーマートで切手を買って、昨日出すはずの絵葉書を投函した。

昨日、雨のせいでオホーツクバザールに行けなかったので、今日、もう一度行くことも考えたが、かなり大回りなんで止めた。稚内に行くまでに、同じようなお土産のお店があることを期待して、当初の予定通りに国道242号で湧別に向かった。金華峠越えでちょっと天気が怪しかったが、降ることはなかった。

国道242号線を走っていると、町の中に巨大な岩がそびえ立っているのが見えた。それだけでもびっくりだが、その岩上の方に人影が見えるのだ。えー? あの岩登れるのか。あんなでかい岩の上に登れるってどこから登れるのだろう。岩の方に向かって走ると、公園があり、かなり近くまでバイクで行けた。バイクを止めて歩いて行くと、思ったよりも苦労せずに岩の頂上に出た。すげー、すげーよこの岩。町が一望できる。その上、この岩には柵がない! 足下すれすれまで眼下が見えるところまで行けるのだ。高所恐怖症の人には、とても来れないとこだな。この岩は「瞰望岩」といって、ここ遠軽町のシンボルだそうだ。頂上からの眺めの動画はこちら

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湧別ではチューリップの形をした建物の道の駅があった。この方面は道の駅がなかなか立派だな。しかし、ださいデザインだ。新興宗教の拠点かと思った。温泉もあったが、営業時間前なんで通過。湧別港の海産物直売センターがあったので行ったが、冷凍ものばかりだったので止めた。ここは帆立が主らしいが、貝毒が出たので販売自粛中とのこと。

湯別から238号線を北上する。さすがオホーツク街道、一気に寒くなってきたので温泉に入りたい。この先にオホーツク海が見渡せる温泉があるのでそこに入る事にした。その温泉がある日の出岬につくと、国道から枝道を入ってすぐのところにホテル日ので岬があった。モダンなホテルだった。駐車場にバイクを止めて中に入ると、モダンな温泉だった。確かに海はよく見えるが、スポーツジムの温泉みたいで、北海道まで来てこんなクアハウスみたいな温泉に入る意味はないよ。入浴料は500円と安いんだが、気分的には損こいた。でも、この辺りに他に温泉がないから仕方がないか。

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温泉を出て、温泉に前にある牧場の牛と戯れてから出発した。

調子よく走っていると、突然45度線上記念公園が出現、通過しちまった。目立たないから見落とすぞ、とのうわさだったが、本当に見落としてた。道を戻ってバイクを止め、モニュメントの撮影をした。しかし、何で45度線がそんなに記念になるのだろう

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その近くのセイコーマート枝幸店でお茶とヨーグルトを買う。いつものヨーグルトは68円ではなく87円になっていた。安売り期間終了か。がっくり。仕方がないのでその値段で買ってお茶も買って食って飲んだが、ごみ箱がないのでお店に人に言ったら、捨てときますと受け取ってくれた。外にごみ箱を置かないのは家庭ごみ対策なんだろうか。

さらに北に進むぞ。やがて見えてくる神威岬、変わった形の岬だし、カムイ外伝も公開されるので寄ってこうと思ったら、雨が降り出してきやがった。どうも本降りなんでカッパ着用、またかよー。もううんざりげんなり。神威岬は通過だ。

浜頓別を越えてしばらく走ると雨は止んだ。空も明るくなってきたが、山の方角にはどす黒い雨雲が控えているのでまだまだ油断ならん。このまま走るぞ。そしたらトイレが我慢できなくなってきた。なんせここはオホーツク街道、何もないところなんで当然、トイレもどこにもない。ヤバいヤバいよもれちゃうよ。モレラ岐阜だよ。すると、困ったところに、シェルターのトイレがあった。そこに緊急避難トイレを済ませるが、そういえば05年のツーリングでもここでトイレしてたな。うーむ、全然進歩ないな。しかも、ホッとして走り出したら、すぐに道の駅があるじゃん。こっちですれば良かったよ。

絵はがきを出すポストを見つけて、今日出す分を投函した。また出し損ねるといかんので、早めに出しておく。

宗谷岬まで33キロの看板があった。毎回、この宗谷岬まで何キロの看板の下で記念撮影しているので、バイクを止めた。

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写真を何枚か撮って、天気もかなり回復してきたので、カッパを脱いだ。再び走り出して、そしたらまた天気が悪くなってきた。どす黒い雲が空を覆ってきたのだ。急いで雨雲地帯を通過しようとスピードアップしたが、降ってきた。今更またカッパを着るのもしゃくなんで、強行突破を試みる。幸い、雨はちょっとで止んだので助かった。

こうして雨雲との悪戦苦闘の末、なんとか宗谷岬に到着した。

まずは最北端のガソリンスタンドで満タンにして給油証明と貝殻をもらった。このために途中で給油しなかったのさ。そして宗谷岬の駐車場に停めると、まずはいつもの最北端の店に入った。すると、店員なのか店の娘なのか、その友達の一団なのか、何人かの女子高校生が販売台のサークルの中、地べたに座り込んでケータイメールやってた。ちょっとはたから見たら異様だぞ、客が来ても面倒くさそうに見るだけだし。以前と店の様子が変わったような気がするがオーナーが変わったのか? なんか居心地悪い店で、ささと最北端証明を買って出ようと思ったが、それらしい表示がないのだ。前はもっとでかでかと表示があったような気がするが。もう無くなったのかなあ。店内をうろうろして、入口近くに戻ったところで、小さい「最北端到達証明あります」のビラ発見、買った。やれやれ。

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それからバイクに戻って、最北端の記念撮影をしようとしたが、やはり人気スポットだけあって、皆さん撮影の順番待ち。相方がない、待ってる間にとりあえず体をあっためようと思い別のお店に行って、缶コーヒーを買って飲んだ。ついでに北海道型の木製のはがきを買った。ここもゴミ箱がないので、缶コーヒーの空き缶を店の人に回収してもらった。最北端の碑の場所が空いたようなので、記念撮影をした。そしたらホンダスーパーカブで来てたツアラー2人組が、撮影を依頼してきたので写してあげた。きっとオレのプロ並みの撮影にびびってるぜ

雲が迫ってきた。本当は宗谷丘陵を走るはずだったが、こんな天気ではやめだ。稚内に向かう。途中、宗谷岬の民宿アルメリアの里があったけど、すげーセンスの建物だなありゃ。稚内での宿泊の候補にしてたけど、あそこに泊まらなくてよかった。

稚内に入って、いつもは野寒布岬に行ってたが、今回は最北端の駅に向かう。ところで、野寒布岬と納沙布岬って読みはどう違うん? 最北端の駅稚内駅は、案内標識に沿って曲がったらすぐのところにあった。近くにあった北市場なる観光センターの駐車場にバイクを停めると、「最北端の駅」の立て札が見えた。おお、あれがそうか。その前にトイレと思ってちょっとのぞいてみたら、客がいなくて暇だったみたいで、そんなところにやってきた馬鹿なライダーはまさしく飛んで火に入る夏の虫、売り子のねーちゃんの猛烈アタックに、気がついたら鮭とカニを買わされていた。「鮭は銀鮭が脂が乗ってるから、いまは紅鮭より銀の方がいいのよ、絶対おススメよ」「品切れしてるからとかそういうわけじゃないのよ、紅の方がいいなら出してくるけど、銀の方がおススメ」「ちゃんと切り身にして送るから大丈夫よ」「一緒にカニも買ってってカニ、安くしておくから、ね、買ってってよ」「ありがとうございまーす」まあいいか、鮭とカニはやっぱり欲しかったんで。

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ようやく最北端の駅を見に行けたよ。そしたらちょうど、札幌から走ってきたスーパー宗谷が到着した。おお、かっちょえーぞ。何という素晴らしいタイミングだ。観光バスもやってきた。最北端の駅は観光客カメラマンで満席になるのであった。みんな滑稽なくらい一生懸命写真ばっかり撮ってるよ。自分でもたまに思うんだが、とにかく写真を撮らないと安心できない、写真を撮って自分が来たという証拠を作れば一安心、みたいな、そういう旅行って何なんだろうねえ。

そんなことを考えつつも、一緒になって必死に写真を撮ってるのであった。だってスーパー宗谷がかっこいいのもんな。青い車体にピット星人みたいなフロントマスク。名鉄のセントラルライナーになんとなく似てるな。必死になって写真を撮ってる観光客に恐れをなしたか、やってきたKATANAライダーが「何かあるんですか?」「いったい何がが起きてるんですか」と眼を白黒、単に列車が来たからみんな必死で写真撮ってるだけですと答えると、なるほどというわけで、彼も写真撮影戦線に参加するのであった。ちなみに彼は飯田から来たそうで、天気が悪いのを共に嘆いた。キャンプで走ってるので雨だったらもう動かないそうです。このあと網走方面に行くという。逆方向だね。もう会うことないけど、気を付けて。しばらくしたらスーパー宗谷はまた札幌に向かって走り出した。

で、それを見届けたらこっちも本日の宿いわ木に向かう。その前に郵便局によって、北海道型のはがきを出しておいた。そしたら、郵便局の前で、さっきのKATANAにまたあってしまった。おたがい手を振ったが、「もう会う事もないでしょう」って一期一会したのに、すぐ会うっちゃうとなんかビミョー。

宿に着いた。今回もっとも高額な宿泊費の宿なんだが、うーん、なんかすっごぐ簡素な宿。営業開始10年目だから建物がきれいなのはいいとして、旅館とかホテルとか言うより、市か県がやってる研修センターみたいなすごく質素な作りの宿。規模も小さいし、部屋数も10部屋くらいなんじゃないのか? ビジネス客らしい他県ナンバーの車とトライアンフにナビ付きETC付きが止まってた。それを横目にチェックインしたが、その際の説明に風呂の案内がなかった。なんと、この宿、大浴場がないのだ。ユニットバスしかない。どうやらここはビジネスホテルみたいだな。うーむ、そうと知ってれば選択しなかったぞ。とりあえず荷物整理、食事は6時半から。食堂で食う。宿泊料が高いだけあって食事は豪華だった。トライアンフのライダーも食ってて、いろいろ話をした。紀伊半島を巡ってきた事もある、とか、北海道の道は雨だと鉄分が多い砂なんで、汚れがひどい、とか。

カニが一匹出たので食うのに時間がかかったが、食ったら部屋に戻って風呂に入る事にした。でも宿の説明書を見ると、近くに温泉があるので、そっちに行く事にした。テレビで紹介された港のゆだ。遠いのを歩くのも面倒臭いが夜の稚内市をうろうろするのもまた楽しいからいいか。フロントにキーを預けて宿を出る。割引券とかないのかよ、サービス悪いなーこの宿。夜の稚内市をてくてく歩いて温泉まで行った。

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港のゆと言うだけあって、港がすぐにところにある。夜の港は漁船が集結していて不思議な感じだな。温泉のある建物に入った。そこは典型的な今風の温泉で、観光客向けにウケそうないろんな仕掛けをして失敗した、と言う感じの建物だった。妙な昭和初期を模した店内とか、ヘンだよ。温泉は2階だ。受付で入浴料700円払って入る。さらにもう1階上がると風呂があるんだが、ここの風呂場の入口は、赤い暖簾に女湯と男湯と表示してあるので、赤い暖簾が女湯を思わせて、男湯がないぞと早合点しちまうぞ。そんな赤い暖簾をくぐって中に入ると、脱衣所で荷物をロッカーに突っ込んで風呂場へ行った。まあ、そこそこの広さで、まあ、快適って言えばそうなんだが、お湯は当然、加熱消毒循環で、北海道くんだりまで来てわざわざ入るところではないな。テキトーに入ってテキトーに出た。温泉の建物を出たらあたりは真っ暗だった。帰り道のセイコーマートでペットのお茶とヨーグルトを買って帰った。食って寝た。

 

6月9日 火曜日 曇りのち、遂に晴れたぞ!

 

朝おきても朝風呂には入れないのでシャワーを浴びることにしたが、お湯が全然ぬるいのでかえって冷えちまったじゃないかバカヤロー。トイレは手洗い場がないので、いちいち風呂場の方に行かないかんし、使い勝手悪いなーここ。荷物整理して7時から朝ご飯。昨日のトライアンフのライダーは早々に準備して出発していった。朝ご飯を食ってこちらも荷物を積んで出発する。

稚内を後にしてサロベツ原野に向かう。道道106号線で稚内市街を抜けると、坂を曲がった目の前には北の極寒の海が白い牙をむき出しているではないか。おお、これぞオホーツクの海。鉛の空に荒れる海、まさしく今の心象風景をあらわしているぜ。あ、でも、こっちは日本海だから、オホーツクはカンケーないね。

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何しろ何もないところなんで、ひたすら走るだけ。途中で、展望台などあったので、止まって写真を撮る。雲の流れが速く風も強いので、これはうまく行けば天気の回復も早いかも知れん。

サロベツ原野を抜けて、最初の目的地、豊富温泉に来た。ここは、以前、百葉荘に泊まったことがあるんだが、まだ健在でした。百葉荘はかなり営業が厳しいらしいが、ジンギスカンを腹いっぱい食わしてもらった思い出があるので、なくなっては困るわけではないがなくなるとちょっとだな。

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で、今回の温泉は油温泉とも呼ばれる豊富温泉の町営ふれあいセンター。こういう地元の公衆浴場みたいな温泉はいいね。営業が8時半からなんで、今は9時だから十分やってる。入ると受付の女の人が券売機で買ってください、温泉は奥の左です。右は湯治の人用です、と説明してくれたのでわかりやすい。奥の左が確かに一般用となってる。入って脱衣所、かごが小さいので荷物が全部入りきらん。風呂場に行くと、ものすごい油の臭い。まるで工場みたい。これはちょっといかんぞー、と思いつつ、お湯に入ると油が浮いてる。これはちょっといかんぞー、いくらなんでも汚い感じがするよ。適当なところで上がって、ちょっと失敗だったかなーと思って出て、身体を拭いてなんとなく手のひらを見ると、ななななんと、てかてかのつやつやなのだ。わおお、こんな事はありえない。乾燥肌人間は温泉から出ると手のひらの油分がお湯で飛んじゃうので、かさかさになることが多いんだが、このつやつやはどうだ! すげーこの温泉すげーよ。なるほど、アトピーに良いと言われるはずだ。しまった、もっとはいっとりゃ良かった。っていうか、ここに住みたい。でも寒いのいや。じゃあ無理か。

温泉を後にして、40号線に戻ると南下する。天気は急速に回復しており、そして遂に、ああ遂に、青空が現れたのであった! 

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おお、この日を何日待ちわびたのだろう、すばらしい、太陽とは本当に素晴らしい、と感激のあまり泣きそうになるかと思ったら、意外に醒めてた。それより、おめー、今更どのツラ下げてのこのこ出てきやがったんだボケェ。もうツーリングは終わりじゃい。おせーんだよ、このクソボケがぁ、天候回復たらたらやりやがって、耳の穴から手突っ込んで奥歯がったがた言わすぞ、と、ひね曲がった怒りしかないのであった。

でも、まあいい、走っていくとセイコーマートがあったのでヨーグルトとお茶を買った。そこで名古屋ナンバーの年配御夫婦から声を掛けられ、ちょっと話をした。

それから天塩川温泉に行った。ここの駅は笑っちゃうほど小さい。温泉はふれあいセンターにあるんだが、今日は妙に混んでる駐車場、何があるかと思ったら、クボタの商品説明会かなんかみたい。長靴はいたクボタの社員がうようよ出てきたので、温泉は入ったらさっさと出た。

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たしかに露天風呂からの眺めがいいが、どうも油温泉の印象が強烈だもんな。

さらに40号を南下し、塩狩峠に到着。毎回毎回見てるんだが、塩狩ユースの廃虚はまだ放置されたままだった。このユース、泊まる予定だったんだけど、泊まらなかったんで、結局、そのまま廃止になっちまたなあ。そういういわくがあるので、毎回、北海道に来るたびについつい寄ってしまうのだ。

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そこを越えると、いよいよ、旭川、そして旭岳である。国道から大雪山連峰がぐぐーっと迫ってくるのであった。おお、まさしく北海道の屋根といわれる大雪山、まっちょれー。

国道40号から道道37号、話題の旭川動物園の横を通って旭岳天人峡へと向かう。途中、道の駅でトイレして、絵はがき買ってさらに進むと、山道に突入、うねうねの道を曲がりくねって分岐点通過、旭岳温泉郷の高級そうなホテル旅館街を抜けてをようやく旭岳に到着した。

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駐車場は有料なので係の人に、お金を払おうとしたら、下の駐車場なら無料ですからそっちの方がいいですよ、ってアンタそれでいいのか!? 無料ならまあいいや。そこにバイクを止めてロープウェイ山麓駅に歩いて行った。ここも最初の北海道ツーリングで、料金があまりに高いので登るのを断念したところだが、今回は料金がいくらだろうと乗るぞ。乗車券売り場に行くと、料金1800円だった。あれ、意外にそれほど高くないな。でもよく料金表を見たら、オンシーズンは2800円だった。なるほど、たしかに乗るのをためらう金額だ。ゴンドラ乗場の掲示板によると、山頂駅は曇りだが、視界は良だ。それなら登っても損はないだろう。他にも乗車客が結構いたのでほっとする。一人だといやだもんね。なんか居ずらいと言うかさ。

乗車開始時間なので乗り込む。でかいゴンドラだぞ。ちょとした大型車くらいあるな。動き出した。結構スピードは速い。10分くらいで山頂駅に到達する。そしたら山頂はガスで何にも見えなかった。何だよ視界良好じゃあなかったのかよ。ゴンドラを降りて駅構内に入ると、登山客への説明会が始まった。登山しないからカンケーないのでどこか展望台ないかと探したが、濃霧でどこも全然見えなかった

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まあ、この天候では仕方ないか。館内にある北海道の動物写真展を見て、15分後に出発の復路ですぐに下りた。フランス人のねーちゃん3人組みや、登山客の親子連れといっしょだった。下りたら温泉に入ろうと思ったが、目当ての温泉が駐車場は砂利敷なんで、びびって止め。本日の宿、天人峡グランドホテルに向かう。分岐点まで戻って、今度は天人峡に向かう。

天人峡はまさしく山の中の秘境だが、すっげー寂れてた。旭岳の華やかさとは比べ物にならん、天人峡グランドホテルは老朽化が激しい建物に、廃墟と化した旧館が隣接しているのでまたイメージ悪いな。今回のツーリングで初の失敗ホテルだ。まあ、ネットで見たときに夜景の写真だったんでヤバイかもと思ったんだけどさ。じゃらんにしろ何にしろ、夜の写真で掲載されてるホテル旅館は避けた方が良いね。ボロい外観を隠すために夜景写真を使ってる、って考え方もあるからな。

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チェックインした。ホテルの前はとんでもなく急坂が続くので、どこにバイクを止めるのかと思ったら、屋根付駐車場を教えてくれた。でも高さが異様に低いので頭を打つちそうになる。注意しておくまでバイクを入れたが、ぶつけられんだろうな。荷物を運んで部屋に行くと、まあそこそこの部屋だ。でもやっぱり老朽化は目立つな。食事の前に温泉に入るが、温泉も規模がこじんまりとしていて、露天風呂もこじつけな感じで、どうにも評価しがたいところだ。食事は部屋食だった。食って、その後滝を見に行こうとしたら、もう暗くなるから明日の朝の方がいいと言われたので中止、温泉にまた入った。で、明日の朝早く起きて滝を見に行くために早めに寝た。

 

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