JAPAN EXPLORER 2010

8月7日(土)

朝3時に起きちまった。今回は特に細かい計画を立てているのでいろいろ準備に不安なところもあるし。行きたい温泉の候補を地図の印刷をかけたり、大阪南港までのルートを確認したりしてたら4時になって、まっちゃんも起きてきたので朝飯を食う。準備がまだ心配だったがここまできたらどうしようもないな。腹を括って歯磨き顔を洗ってメッシュレザーでビシッと決める。中に着るTシャツはガンダムvsズゴックのユニクロのにしようと思ったが、ええ歳こいたおっさんが着てるのはちょっと痛いのでやめ。今年の正月にイオンで買ったIKKaの福袋のにした。

相変わらず荷物が多いので、実家ガレージまで車に積んで移動、どうせついでに車にガソリンを入れないかんしな。実家まで行ってガレージからCB1300SuperFourを引っ張り出す。昨日、フロントブレーキのパッドを交換したばかりでぴかぴかなんだぜ。本当なら昨日の夜のうちに荷物を載せておけばよかったが、なんせ諸事情でガレージが狭くなってしまったからなー。荷物満載のビックバイクを上手に引っ張り出すのは無理です。というわけで、まだ新聞配達のカブが走り回り、東の空が白く明るくなりつつある中、相変わらずの毎日パンツ交換するための着替えのたっぷり入った荷物を積むのであった。某サイトの北海道ツーリングみたいに荷崩れして出直しなんてことにならないようにしっかりと積んだ。と言ってもいつもの同じ積み方なんだけどさ。

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5時、予定通り出発した。まずはいつものコスモ石油でガソリン満タンだ。まっちゃんもついてきて、車にもガソリンを入れる。両方満タン。まっちゃんに見送られて19号線を勝川に向かう。今回はルートを変えて名阪国道を使うことにした。前回の九州ツーリングで名神の殺人的渋滞に懲りて、もう名神は使わないことにしたのだ。前回は高速道路1000円をやってなかったのにあの有様だから、1000円になった今、もはやアルマゲドン状態間違いなしなので、元トラック運転手の会社の同僚から名阪国道がベストですとお墨付きももらっていることだし、迷うことなく名阪国道で行くのだ。

勝川インターから名阪道路に入った。ここの料金所は一般とETCが共用になってるので、後にETCを搭載しているであろう長距離トラックがついてくるとちょっとビビった。しかし、クシタニ新型ウエストバックには小銭入れにちょうどいいポケットがついていたので、そこに小銭500円玉を入れておいたからスムースに通過できた。流石はクシタニだな。高いだけのことはある。

名阪に入った。ここは制限速度が60キロなんであまり飛ばさないで走る。だからどんどん抜かされる。電工掲示板には四日市東から鈴鹿が渋滞8キロと表示されていた。予想通りだ。この朝早い時間にわざわざ出てきたのは、最低限の渋滞遭遇にしておきたかったからなのだ。これが2時間ずれるともうひどい渋滞になるはずなのだ。(インターネット調べ)勝川から名古屋までは全く渋滞もなくスムーズに進んだ。交通量も少なかったし、やはり朝早いと道はガラガラだな。名古屋西から東名阪に入った。っていうか、このあたりの高速道路の名称と管轄がよくわからん。誰か知ってたら説明してください。

電工掲示板の渋滞表示が8キロから10キロに増えた。やばい。短時間に2キロも増加してしまった。誰かの体重みたいだ。バキドテグシャ。やがて四日市に入ると、電光掲示板通りの渋滞が出現したのであった。必殺中央突破で切り抜ける。渋滞と言っても、名神みたいにぴくりともうごかないことはなく、タラタラ進んではいるのだが、それでもバイクでタラタラは疲れるので必殺中央突破なのであった。まあ、こんな渋滞、名神に比べたら屁でもないがな。ちなみに、名神の情報が電光掲示板に表示されていたが、火災事故渋滞70キロと出ていた。70キロ?なんだそれ。

それにしても高速道路の自然渋滞とはなんで発生するのかねえ。一般道みたいに信号交差点があるわけでもないのに、あるところから渋滞終了と表示が出て、一気に高速走行モードに戻るのだ。

こうして出発から約2時間、渋滞も抜けた事だし、伊賀の道の駅で休憩にした。トイレを済ませてお茶を飲んでいると、シルバーブラックツートンのCB1300が現れた。クールなジャケットを着てるので若者かと思いきや、白髪のジーサンライダーでした。うーむ、やはりライダーの高齢化は深刻だ。

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再び名阪道路に戻り、どんどん進んで行く。奈良市内に入って、有料道路の西名阪の手前で降り、一般の国道25号線に入った。ここがちょっとややこしいんだが、地図を確認しつつ、なんとか間違えないで走れた。うーむ、想定外に順調である。順調すぎる。もっと道が分からないとか渋滞とかあるかと思ったのに全然ないぞ。いいことなんだが。

天気も曇り空なんで思ったほど暑くない。もっと汗だくになるかと思ったがいたって普通な感じだ。これも想定外です。

大阪の手前、八尾でセブンイレブン休憩をとる。ここまで3件のセブンイレブンがあったが全部反対車線だったので入れんかった。いつものダブルエスプレッソを飲んで、時間配分を確認する。ここまで約4時間、このペースだと10時くらいに大阪南港に着くなあ。どう考えても早すぎるなあ。でも仕方がないなあ。長い渋滞に右往左往するよりマシか。で、出発した。なんせはじめてのお使いならぬ、はじめての東名阪だからな。まあ、遅くなるよりはいいだろう。

再び国道に戻って走る。どんどん走る。薬局のキリン堂がある。いかにも関西方面だ。25号線から43号線、そして172号線と走って行く。わりとわかりやすいルートなので助かったな。今時珍しい走り屋仕様のシビックがブオンブオンいってたけど、道を譲ったりバスの出発を待ってたり、なんかとっても良い子なのであった。

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海遊館の手前、ユニバーサルスタジオの近くまで来て、いよいよ南港へ渡るのである。南港のある島はどの道を通っても有料なんで、一度入ったらもう出られん。出港まではかなり時間に余裕がるので、昼飯に大阪の有名パン屋まで行ってパンでも買おうかと思ったが、どこに店があるのか分からんのでムリだな。事前に調べておけば良かったが、諦めて島への連絡路である海底トンネルに潜るのであった。200円と地図に書いてあったのでわざわざバイクを止めて用意してから突入したのに、キャンペーン中で100円だった。それならちょうど東名阪の料金のおつり100円がウエストバックに入ってたので、止めんでもよかったがや。

10時ちょっと過ぎに南港ATCに到着した。コスモフェリーターミナルの係員さんが、バイクを置いてくか聞くので、他に行くところもないので置いてくと答えると、黄色の車の後ろに止めろと言われてそうした。出港まで隣接の商業施設で時間をつぶそう。歩道橋を渡ってATCの建物に入る。ちなみに、フェリーの乗船受付ターミナルはその商業施設内にあるのだが、よほど問い合わせが多いのか、歩道橋の付近はその案内看板だらけだった。

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商業施設内を一通り見たが、期待していたわりにあまり面白い店はなかったので時間つぶしにならなかった。仕方がないので朝も早かったし、ベンチで寝た。ちょっと寝てから起きたら、あたりはコスプレねーちゃんがうじゃうじゃだった。なんかイベントでも有るみたいで、みんなすごい格好。なかにはおじさんは目のやり場に困ってしまいますな格好のねーちゃんもいて、いや、早く来てラッキーみたいな。

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本屋で立ち読みしたり、アウトドア用品のショップを見たり、ベンチに座って時間を潰し、ようやく15時30分、乗船受付が始まった。待ってましたとばかりに1番に済ませた。待合室のテレビで甲子園を見ながらまたも時間つぶし。16時過ぎには腹が減ったきたのでサイゼリヤで晩飯にした。いろいろレストランはあったけど、一番安くてまともそうなのはサイゼリヤだったからそこにした。やっぱり今日はコスプレイベントがあるみたいで、混雑するから利用は90分以内にお願いしますと案内がしてあった。チキンソテーを食って、まもなく乗船時刻なんでバイクに戻った。

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戻ったら待ちのレーンにはバイクいっぱい。黄色の車はいつのまにかいなくなって、バイクの列はその隣でズラリと並んでいた。ようするに、我がCB1300はその列に並んでなかったワケで、なんだよ、1番に来たのに。移動させて列の後ろに並び直そうかと思ったが、くやしいのでそのままで待つ。フェリーが入港してきた。さんふらわあだ。太陽のマークも眩しいぜ。荷物や車やトラックが降りて、続いて乗船になった。が、トラックと車がガンガン入って行くだけで、バイクは放ったらかしだ。なんだよ、どうなってるのさ。18時乗船開始だからすぐに乗れると思いきや、ひたすら待って最後、ほとんど出港時間の19時に近い時刻にバイクの乗船だった。これまでの経験ではバイクが最初に乗って、降りるのが最後だと思ってたんだが、最近は変わったみたいだな。それとも、関西汽船だけはこういうやり方なのか。

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乗り込んで、バイクを止めて船室に移動する。乗船用の荷物を持って、客室に移動する。このフェリーは、乗船してから部屋の案内をするのではなく、乗船手続きの時に既にチケットに部屋の番号が決められるので、それを見て部屋に行った。2等大部屋ザコ寝だ。真ん中に通路があり、左右にぎゅうぎゅう詰めで寝るのであった。一番に受付したので、一番窓側の隅なのであった。荷物を置いて、船内をチェックして甲板に出る。日が暮れる中、ようやく出港だ。港を離れるのを見送って、部屋に戻ったら疲れたのでさっさと寝た。

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